一般財団法人日本色彩研究所

第2回 選ばれた色のトーンと色相の傾向(1)

pen 色彩調査報告ダイジェスト

日本色彩研究所が2020年の12月末に実施した、「2020年のご自身の気分を表す色」と、「2021年への願いを表す色」に関するオンライン調査について、結果を一部ご紹介しています。
第2回では、選ばれた色の色相とトーンにおける傾向について分析した結果を報告します。

2020年の気分を表す色2021年への願いを表す色
色相(色合い)ブルー系赤・黄色・オレンジ系
トーン
(色調)
有彩色ライトトーン・ビビッドトーン
無彩色グレイ・黒といった
無彩色トーン
ホワイト
色相とトーンの傾向

選ばれた色を色相とトーンに分け、それぞれの色相またはトーンに対する選択率を合計し、「20年の色」と「21年の色」の比較を行いました。
図2-1には10色相に対する合計の選択率を、図2-2には各トーンに対する合計選択率と、5つの無彩色トーンに対する選択率の結果を示しています。 なお、両図の縦軸は「21年の色」、横軸が「20年の色」の結果を示しています。

図2-1 色相別の合計選択率
図2-2 トーン別の合計選択率
図2-3 PCCS TONEチャート

図2-2では、ビビッドトーンとライトトーンの合計選択率が他のトーンよりも高いために、 他のトーンは原点近くに密集する状態となってしまっているため、TONE図上にバブルチャートとして「20年の色」(図2-4)、および「21年の色」(図2-5)の結果をそれぞれ示しました。 なお、バブルチャートでグレーアウトになっているトーンは、75色チャートに含まれていないトーンです。

図2-4 2020年の気分を表す色 トーン別結果
図2-5 2021年への願いを表す色 トーン別結果

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〈研究第1部〉