一般財団法人日本色彩研究所

第1回 2020年の気分・2021年への願いを表す色TOP5 

pen 色彩調査報告ダイジェスト

日本色彩研究所では、2020年の12月末に好きな色・嫌いな色などについてのオンライン調査を実施しました。
調査内容や結果の詳細は、後日報告書データとして販売する予定です。
今回の調査レポートでは、その中から「2020年のご自身の気分を表す色」と、「2021年への願いを表す色」に関する結果を5週に渡ってご紹介します。
参加者は一都三県に在住の20~60代男女1000名。該当色を75色のチャートから1色選んでいただきました。

画像1 調査に使用したカラーチャート

2020年の気分を表す色は「ダークグレイ」、「ブラック」

< 2020年の気分を表す色 TOP5 >

順位 色名 選択率(%)
1位 ダークグレイ 8.3
2位 ブラック 6.6
3位 ミディアムグレイ 6.5
4位 ライトグレイ 3.4
5位 ビビッドブルー 3.1

「2020年の気分の色」には、ダークグレイやブラックなど暗い色が多く選ばれました。1位から4位までは色みのない色で、全体的に重苦しくて非活動的なイメージ※があります。
※カラーイメージデータ「新編カラーレンジマニュアル100」(色研)より

2021年への願いを表す色は「ピンク」、「黄色」、「赤」

2021年への願いを表す色 TOP5

順位 色名 選択率(%)
1位 ピンク 9.6
1位 ビビッドイエロー 9.6
3位 ビビッドレッド 9.0
4位 ライトイエロー 8.6
5位 ビビッドオレンジ 8.1

一方、「2021年への願いの色」に多く選ばれたのはピンク、黄色、赤などの色でした。暖色系の純色と明清色と呼ばれる明るく濁りのない色調で、活動的で軽やか、暖かいイメージが感じられます。2020年の気分を表す色からは「暗く沈んだ」気持ちが、そして2021年への願いを示す色からは、来年は「明るく活動的で健康的な」気持ちを持てる年になってほしいという思いが強く伝わってきます。

2020年の気分の色
2021年への願いの色

カラーイメージマップ(「新版カラーレンジマニュアル100」より)

※データの転載、複製を禁じます。

〈研究第1部〉