一般財団法人日本色彩研究所

実習で学ぶ「PCCSの基礎と応用」

 PCCS(Practical Color Co-ordinate System:日本色研配色体系)は、弊所が60年ほど前に開発、発表し、色彩教育の場面や産業界において広く使われているカラーシステムです。しかしながら、それは色相とトーンの組合せから色を把握したり、配色タイプに分類するなど、色の基本的な学習ツールとしての側面のみがクローズアップされて認識されているようです。

 ところが実際にはそれに留まらず、PCCSは調和論に基づく配色選定やイメージ表現を導く設計サポートツールとしても、また色の傾向を分かりやすく示してくれる色彩調査ツールとしても利用できます。文字通り実用性の高い(practical)カラーシステムなのですが、残念なことにその特長は十分理解されていないようです。

 そこで本セミナーでは、PCCSが目指したものから始め、色の体系的な表示や制作や調査分析など、様々な応用実践法までを体系的に学んでいただけるように企画しました。PCCSの多目的性を学ぶことで、皆さんの色彩ソリューションの幅が広がることを期待します。

本セミナーは基礎編、応用編から構成されています。

基礎編 実習によるPCCSの本質と特徴の理解(全6回)
PCCSの本質と特徴を、レクチャーとハーモニックカラー201を用いた実習を通して学んでいただきます。
※全6回を受講いただくことが前提です。

応用編 調査・分析・設計への活用(全6回)
PCCSをどのように活用して、色彩調査や分析、設計が進められるかについて、色彩集計ソフトや配色アプリなども使用し、学んでいただきます。

まず基礎編コースの講義からスタートします。
選べる受講日時
6種類の講座を、下記の日程からご都合に合わせてお選びいただけます。
※同じ回を2回受講することはできません。

回・テーマ9月5日(金)9月9日(火)9月13日(土)
第1回 PCCS誕生の経緯13:30~14:2010:00~10:50
第2回 実習① 色相の識別14:30~15:2011:00~11:50
第3回 実習② 明度と彩度の知覚15:30~16:2013:00~13:50
第4回 実習③ トーンの感覚特性13:30~14:2014:00~14:50
第5回 実習④ 色彩調和とPCCS配色形式14:30~15:2015:00~15:50
第6回 PCCSとカラーイメージ15:30~16:2016:00~16:50

選択例1:9/5に第1回~第3回を受講、9/9に第4回~第6回を受講
選択例2:9/5に第1回・第2回を受講、9/13に第3回~第6回を受講
その他、ご都合に応じていろいろな組み合わせが可能です!

応用編につきましては準備が整い次第、ご案内いたします。

dot開催要項
会 期 受講日時を選べます
2025年9月5日(金) 13:30~16:20
2025年9月9日(火) 13:30~16:20
2025年9月13日(土) 10:00~16:50
定 員 各日程12名(定員になり次第締め切ります)
※1社で複数名お申込みの際は、1名ずつお申込みくださいますようお願い申し上げます。
会 場

日本色研 麹町ミーティングルーム   102-0083 東京都千代田区麹町4-7-5麴町ロイヤルビル2F

アクセスの詳細はこちら
受講費

33,000円
(価格は1名様分・教材費・消費税込みとなります。)

お申し込み

ただいま受講申込み受付中です。下記よりお申し込み下さい。

受講を申し込む
お問い合わせ

【セミナー担当】

TEL 048-794-3817 seminar.info@jcri.jp

dotプログラム
time 9/5(金) 13:30~16:20

第1回  PCCS誕生の経緯

第2回  実習① 色相の識別

第3回  実習② 明度と彩度の知覚

time 9/9(火) 13:30~16:20

第4回  実習③ トーンの感覚特性

第5回  実習④ 色彩調和とPCCS配色形式

第6回  PCCSとカラーイメージ

time 9/13(土) 10:00~16:50

第1回  PCCS誕生の経緯

第2回  実習① 色相の識別

第3回  実習② 明度と彩度の知覚

第4回  実習③ トーンの感覚特性

第5回  実習④ 色彩調和とPCCS配色形式

第6回  PCCSとカラーイメージ

dot講師紹介

赤木 重文 一般財団法人日本色彩研究所 理事長
カラープランニング手法の開発、色彩教育カリキュラムの開発、色彩教材の開発、景観色彩設計業務、労働視環境改善業務、各種製品色彩設計業務などに従事。
日本デザイン学会、日本色彩学会、日本プラント・ヒューマンファクター学会、日本感性教育学会会員

名取 和幸 一般財団法人日本色彩研究所 常務理事/シニアリサーチャ
専門は色彩心理学。感性調査や実験により、商品や環境のカラーデザインの知覚品質を高めるコンサルティング、各種色彩セミナー(色のUD、色と絵本等)を行う。
日本色彩学会、日本心理学会、日本建築学会、日本行動計量学会会員。女子美術大学、東洋大学、沖縄県立芸大非常勤講師。『要点で学ぶ色と形の法則150』他執筆。