カキというと、小さい頃にだれでも一度は渋柿の経験があるだろう。「ガブッ」と一口食べてはみたはよいが、その渋みのすごいこと、あわてて吐き出しても、口の中にはまだ渋みが残っている。近頃の店頭では、品種改良や渋抜きがよく、このような経験をしたことのない人がいることであろう。
カキの果実は、大・中の大きな扁円,長円,長楕円形,長形の形態があり、果皮は帯黄紅色,淡黄だいだい色,果肉は黄紅色,淡紅色がある。
一般的にカキの色味(果皮:ほどよいころ)であるが、各印刷色見本色、色票類(JIS準拠標準色票,農林水産省編・日本園芸植物標準色票,デザイン色票・クロマトーン707など)および文献等を調べると下記のような領域となり、英名ではstrong
reddish orange または、orangeと呼ばれている。
●色 相(H) : 9R〜3YR (果肉など10YR)
●明 度(V) : 5〜7
●彩 度(C) : 8〜14
今回は富有柿と蜂屋柿(一般に渋ガキや干しガキで知られている)の2種類で、果皮及び果肉(十分水分を取ってから)を測色した。